EJ20搭載車両(VAB/GVB/GRB)の取り扱いを始めて、取り組んでいること①2025/10/04
今回は新たにメカニック視点でのお話です!
当社はスバルのEJ20搭載車両を多く取り扱っています。
主にインプレッサ(GRBGVB)やWRX STI(VAB)です。
EJ20というエンジンは設計がとても古いエンジンですので、弱点といわれる部分も
数多くありますが・・・
その中でも!!
GCインプレッサ時代から定番ともいわれるパワステの異音やオイル漏れ!!
もちろんそれは現代のVABも例外ではなく・・・
入庫してきた車両のハンドルをめーいっぱい切ってエンジンを吹かすと・・・うぃ~ん、うぃ~んとうなり音・・・
パワステポンプが元気に鳴いています・・・笑
これの主な原因は写真のホース連結部にたいていあります。
パワステポンプのホース連結部の写真ですが、よーく見てもらうと
黒いホースコネクターが湿っています。オイル滲みですね。
なぜかこのコネクター、3本の補強リブが入っています・・・なぜ?
リザーブタンクからパワステポンプへとつながるホースなので、圧力はかかりませんが
経年劣化によりホースが固くなると、このリブの部分に隙間ができ始め、ここからエアーを吸うようになるんです。
そこからエアーをたっぷり吸いこんで、ポンプは元気に鳴き始めるということです。
なかなか笑えませんが・・・笑
ですのでエクレスでは!
車両入庫時やお客様への納車前には、このホース連結部を清掃、
コネクターの増し締めと一緒に、このリブの部分の隙間を物理的に埋めて、
オイルに漏れ止め材を混ぜてから、エア抜きを行って異音を解消します!
もちろん!!異音がしていない車両もすべて同様の処理を行っています!
転ばぬ先の杖ですね!
スバル車はホース類の劣化による硬化はトラブルのもとになることが多いため、このホースもご納車前の点検整備時に交換をお受けることも可能です。
思ってるより手ごろなお値段でできるのでお勧めですよ!
ということで今回はEJ20搭載車のあるある話でした。
今後もメカニカルなお話も載せていきますのでおたのしみに~


